さて、2019 年 5 月に Quipper に入り、3 ヶ月が過ぎた。
入ってから 3 ヶ月は試用期間という扱いであったので、このブログを書いている 8 月はちょうど試用期間が終わった段階になる。
試用期間が終わったからと言って何かすごい権限が付与されるとか、ただちにクビになる心配がなくなるとか (そもそも試用期間だからっていきなりクビを切るのは難しいよねきっと) っていう変化は特になく、これまで通りのルールでこれまで通り業務をしていくという感じではある。
とはいえ試用期間が終わったということで、公の見方としてはようやく正式に (?) 社のメンバーになったということなのではないか。
ということで転職エントリー地味たものを書き記しておこうという気になったわけである。
現職は ☆ いくつか?
先日、「ところで Quipper どうよ?」みたいな往年の 2 ch を思わせるような質問をマネージャに投げかけられたわけである。1on1 で。☆ いくつよ?みたいな。
そんな「☆ いくつ」みたいなどっかの料理ショーみたいな採点はひとくちには難しかったので即答はできなかったものの、自分が何をポジティブに、もしくはネガティブにとらえているのかを改めて考えてみた。
ポジティブポイント
- 英語キーボードの PC が使えて嬉しい。設備繋がりで言えばキーボードもマウスもお気に入りのやつ買ってもらえて嬉しい (前職では毎日リアルフォースとスリムブレードを持ち運んでいたので腰が死んだ) 。
- そういえば Go 書きたいと言って始めた転職活動だったのを思い出したが、Go をちょこちょこ書けてて嬉しい。言語繋がりで言えば、不慣れな Ruby に挑戦出来ていてこれはこれで楽しい。
- ちゃんとしたスクラムをしている。受託ではないからスクラムやりやすいっていう一面はありそう (前職はしばしばスクラムもどきをしていた) 。
- 質問しやすい雰囲気があって仕事しやすい。Slack に雑に質問をすると (役に立つか立たないかは一旦置いといて) 何らかのリアクションがそれなりの速度で返ってくる。これは非常に良い体験。
- 同様の文脈で、Slack 上で雑談がしやすいというのもある。業務と無関係な呟きをする (関係あってもいいんだけど) 個人用のチャンネル (xxxx_times、みたいなやつ) がいくつも生えていて、連日賑わっている。
- 採用の透明さ。その気があれば採用に関わっていけるし、その気がなくても採用に関する情報はオープンになっていて「誰が応募してんのかな、どこまで行ってんのかな」とかが分かって嬉しい。
- リモート多めの面々なので、リモートでのコミュニケーションをまあまあ前提にしてよいところは嬉しい。
- コミュニケーションはほとんど Slack と GitHub で完結している。これはエンジニアに限らずである。人事からプルリクが飛んできてビビる日々。
- ビジネス上の意思決定とか組織の検討とかも Slack や GitHub 上で行われているので、月並みな言葉で言えば「情報がオープン」であろうか。暇なときに眺めてはへぇーへぇーって言ってるだけだけど。
- 社内情報を検索するときは、まず Slack、その次 GitHub、その後誰かに聞く、みたいな順番でやればだいたいヒットする。
- 組織がフラット。フラットというか、仕事をする上で組織をあまり意識しなくて良いと言ったほうが正しいかもしれない。サービスとそれをメンテするチームがあるだけ、って感じ。
- 横のサービスが気になったら勝手に gofmt かけてプルリク出すと喜ばれる、みたいな。
- すべてのサービスは一個のリポジトリで管理されているので、権限的に見れないみたいなことが起こらないのも大きいかもしれない。
- 数ヶ月に渡る結構長い育休とっている男性もそこそこの数いたりして、子育て的なところにも理解があるように見えるのも嬉しい。
ネガティブポイント
- 謎の略語が多い (ATI、KSK、フィジビリ?) 。何度「それなんでしたっけ?」って聞き返してしまったことか…。
- プロダクトがまあまあ大きいのに、ちゃんとメンテされたドキュメントみたいなものは皆無なのは新人にはツライと感じた。ER 図みたいなものとかモジュール構成図とかね。ドキュメントの面倒を見続けるのは大変だというのは分かりつつ…。
- 会議室が足りなくてフリースペース的なところで軽いミーティングをすることがしばしばあるが、周りでも同じことをやってるので騒音にさらされることを免れ得ない。もうミーティングは全部オンラインでやったらいいんだ…。
- 巨大なミーティング (キックオフみたいの) が何となく多い?これも YouTube で配信とかにしてくれたらいいんだ…。
- とはいえ、キックオフの感想で愚痴を書いたら社長から返事がきたりする一面もあり、嬉しいところもある。
- 職場の近くの飲食店、美味しいところが多いので無限に金を吸われてしまうし、その結果、自分の体は無限に炭水化物と脂を吸い込んでしまう。
ササッと並べてみたがこんなもんだろうか。ネガティブも並べてみたけれど “強いて言うなら” みたいな項目であり、あんまりネガティブなところ思いつかないのである。言うほど不満ないんだろうか…?不満ないとかありえる…?
Be the Worst ってやつよ
そういえば、自分のスキルセット (私はもともと組み込みソフトウェア開発をしていた、C/C++ で) は現職では結構役に立ってない印象で、Rails?slim?React?ああ何度も入門してます!みたいなノリで始まったのであるが、三ヶ月経った今でもそれほど変わってないようなところもある。おいおい 3 ヶ月たってそれって大丈夫かよ、おいら死ぬわ…。
現チームでウェブ開発のことを最も分かっていないのはきっと自分であろうと思うんだけどね。足の引っ張り具合がちょっとツライと感じるものの、どっかの本だか記事だか (情熱プログラマー (アマゾンリンク) だったかな?) に「Be the Worst」って言葉が出てきたのを思い出し。耐えればきっと自身の技術の向上もあろうと信じて、もう少し周りの人にも耐えてもらいつつ。食費を抑えつつ、引き続き頑張って行こうと思いました。まる。