技術書典 11 にサークル参加することを目指して技術書もどきの執筆に勤しんでいるが、本を書くのってなーんて大変なんだろうと思うわけです。
この手の活動をするのが生まれて初めてで不慣れだということもあるだろうが、それにしたって書けない。何が大変って 1 バイト目を書くのがもう大変。腰が重い。書こう書こう、書かなきゃ書かなきゃって思い続けて 1 バイトも文字を書かないまま 1 ヶ月過ぎちゃうとは思わなかった。やべーでしょ…
ライトニングトークでスライド作って発表、とかだったら前日にガッとやればまあまあなんとかなったりする場合もあるけれど、本を書こうって言ったら一日じゃどうあがいたって無理ってのはさすがに自分でも分かる。夏休みの宿題みたく、やりたくもないしやる約束もしてないみたいなやつならぶっちしてもあまり心が痛まないのだが (夏休みの宿題をぶっちしたことはない)、技術書典に関しては明確に自分からやるって言ってるわけだし、実際やりたい気持ちもあるのだ。あるんだけど筆が進まないのだ。ぐぬぬー…
しかしまあ、自身のこのような心境を観測して、自分の適性というか心癖というか、そういうものを客観的に捉えることができている点は大きな知見であると感じている。トライしてみなかったらこういったも分からなかったと思う。分かってよかった。一件落着。ではない。書かねばならぬ。書かねばならぬのだ。
ちなみにネタとして EM に関することを書くことにした。 https://github.com/pankona/techbookfest11 にて執筆を進めている。
執筆活動というものの性質
コードを書くのにちょっと似ているかもしれないと思った。
- 進めるにはある程度まとまった時間が必要で、隙間時間にちょこちょこ進めるというのはあまり捗らない(僕の場合は筆をとることすらできない)
- やり始めるためのコンテキストスイッチがそれなりに大きい負荷
- やり始めるとそれなりに進む
コードを書くのと明確に違うところもあって、
- やたら手戻りが発生する
- 一発でいい感じの文章が書けない。だけどこれは自分の力量の問題かもしれぬ
- 完成の定義があいまいで、進捗の管理が難しい。より良い表現を求めて日本語をこねていると延々と時間を使うことができてしまう
みたいなことを感じた。
進捗させるためには
自分の心癖と執筆活動というものの性質を踏まえると、
- 隙間時間にちょこちょこ進めることに期待しない。業務の合間などを使って進めるのは厳しい。就業後も個人的には厳しい。ちゃんとがっつり時間をとって進める。朝だ朝
- こだわり過ぎない。とりあえず全部を一通り書ききってから、盛りたいところを盛っていくようにしないといくら時間があっても足りぬ
- 夜中に期待するな
- 夜中に期待するな
夜中に頑張るみたいなのは若い人の特権でありますからね。22 時には眠くなっちゃう自分にはもう厳しいということをちゃんと認識しないとね…。
あとは諦めない気持ち
当初の計画は完全に破綻しているけれども (週に2ページ、等と計画していた) 、とはいえ諦めなければ何か出せるだろうし、やっただけクオリティもあがるような気がする。進捗しない理由も分析 (笑) した。自分の技術書典サークル活動は始まったばかりだ。もっと早くから始めておけよと言われたらそれはそうなんだが。とにかく、残りの時間を無駄にしないようにやっていくぞ。おー