Alpine Linux 上で作業をすることを余儀なくされるケースがあったのだが、git が色々と気に食わない (macOS や自分が普段使いしている Linux と表示が異なるという意味) ことになっていた。
GNU less をインストールすることで解決したのでメモしておく。
困り事
Alpine Linux で git を使うと、色々気に食わないことが起こる。
git branch
を実行すると、画面全部を使った pager が起動する (いっぱいブランチがあるときには便利かもしれないが…)。git log
を実行したときに色がつかない。白黒。git diff
みたいなものも色がつかない白黒。
解決策
less を入れる。
sudo apk add less
これだけで先述の諸々は解決する。git branch
も省スペースな感じで表示されるし、git log
も git diff
も色付きになる。
なんでこういうことが起こるのか
Alpine Linux に最初から入っている less は、Busybox 由来の less であるらしい。
Refs: https://wiki.alpinelinux.org/wiki/Alpine_Linux:FAQ#How_to_enable.2Ffix_colors_for_git.3F
曰く、
The problem is not in git itself or terminal, but in the less command. Busybox’s less doesn’t support -r (--raw-control-chars) and -R (--RAW-CONTROL-CHARS) options.
The simplest (yet not ideal) solution is to install GNU less:
apk add less
ということである。Busybox の less は省機能で作られているってことかしらね。