2024-02-19 22:52:19

子が産まれた

2024-02-09 に第二子が産まれた。

母子ともに元気であると言ってよさそう。元気とはいえ、そもそも出産という営みは母体に交通事故レベルのダメージを与えるという一面があり、ご多分に漏れず妻も出産に伴ってあちこち割けたり割れたり縫ったりしているわけである。それを指して元気というのはいかがなものかという気もするが、とはいえ想定の範囲内のダメージではあるようで、またその後も順調に回復してきているのでやはり元気と言って差し支えなかろう。たぶん。

2024-02-13 に妻も子も退院し、その後は我が家で家族 4 人の生活が始まった。本格的に「育休」開幕である。一応子育ては 2 回目ではあるのだが、新生児が我が家にいたのはもう 8 年前のことなんでな…。当時は良しとされていたものが今は「あんた今頃何言ってんの」みたいな扱いをされることもしばしば。入門し直しの気持ちでやっていく。

育休中に自分がやっていること

主に家事全般のような気がする。妻が新生児の世話を主に担当し、自分は炊事洗濯掃除のような「日常を維持するための諸々」を主に担当する、というような体制になっているように見える。計画的にそうしているわけではなく、なんとなく生活をしていていくうちに流れの中でできあがったやや曖昧な体制ではある。今後もう少し新生児の生活リズムが落ち着いてきたら体制もまたまた変わっていきそう。

料理をしている

自分はこれまでの人生、ほぼ料理をせずに暮らしてきてしまった。一人暮らしのときは、毎日一食、近所のラーメン屋で大盛を食べて凌いでいた。ラーメンに飽きたらコンビニのパンを食べていた。夜はビールだけ飲んで腹を満たしていた。いま思うとだいぶひどい。

そんな食生活に家族を従わせるわけにもいかず、ダメージを負いながら子の面倒を見ている妻に家事をさせるわけには当然いかず、このたびはついに自分も料理をせねばならないシチュエーションに追い込まれてしまったのであった。必然。やむなし。

とりあえず簡単なものから始めてみたんだけど、「あれ、割とできるじゃん」というような感想。調子に乗って「タラのムニエル」などを作ろうとしてやや失敗に終わることもあったが、しかし料理は PDCA を回しやすいことに気付きつつある。味や食感、見た目、調理時間をインプットにして、次は何を改善しようというのが考察しやすい。2 日連続でタラのムニエルを食わされる家族には申し訳ないが、ちょっと実験に付き合ってもらおうと思う。次はうまくいくさ!

スーパーで食材を買うのは、カードゲームでいうところのデッキ構築みたいなものに見えてきた。めんつゆのシナジーが万能すぎるとか、ニッチなスパイスはピーキーなのでやめとこうとか。

あと一気にたくさん作って「作り置き」をしておくのが、かなりレバレッジの効く時短に繋がることも分かってきた。自分は家事に占める料理時間の割合がいまのところかなり大きいので、作り置きで n 回分の調理を省略できるのはたいへん効率が良いのである。カレーや味噌汁は作り置きしやすい。カレー最強。でも傷みには注意やな。

そんな感じで、料理について「美味しく、早く、バランス良く、トータルでタイパ良く」あたりを考えるのがそれなりに楽しくなってきた。RTA のような感覚もある。もしかしたら新たな趣味にできるかもしれない。

ちなみに、献立に困ったら ChatGPT (GPT4) に相談している。「こういう食材があるんですけど、何作ったらいいかなー?」って聞く。結構捗る。作り方も教えてくれるし。工程を間違えたときも「間違えちゃったんですけどどうすればー!?」って聞けばリカバリー案も提示してくれる。便利。

やってないこと

いつ子や妻からお呼びがかかるか分からないので、PC の前で長時間集中して何かをやるというのが難しいと感じている。ヘッドホンつけるのもやや憚られる。PC ゲームをやるだとか、コードを書くだとか、長めの PDF を読むだとか、この手の日課はいったん横においている。

とはいえスマホでやれることはだいたいできるかもしれない。ちょいと本を開くとか、こうしてちょいとブログを書くとかならできんこともない。

まあ育休中だしね、いまは「そういうとき」であって、何が何でも PC にかじりつこうとは思っていない。従来の日課は、時がきたら再開しようと思う。無理しねえことが大事だ。子育ては長距離走なんだ。慌てるな。

あぐらをかいて子を抱っこすることが多いのだが、この体勢は腰を「やる」予感がしてきた。実際ちょっとやった。子守にもスタンディングデスクを導入したい気持ちだ。ベビーベッドを導入してみたがあれはより一掃「自分にとってダメな角度」を強いてくるから not for me であることも分かってきた。子育ては長距離走なんだ。こんなところで倒れるわけにはいかぬ。腰、もってくれよな。

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