10年前の PC を復活させる試み
ちょいとコードを書くためのラップトップがほしくなった
子守でまあまあ忙しい日々を送っており、この 2 ヶ月ほどはコードも書かず、なんなら PC に触りすらしない生活を送っていた。ちょいちょい iPad で本を読むくらいのことはしているが、技術書を読めばサンプルコードが出てくるわけで、サンプルコードが出てくるならばちょっと自分で書いてみたりもしたくなってくるわけである。しかし忙しい。ならばどうするか。
ということでスッとスキマ時間でも使えるラップトップが欲しくなってきたわけである。ちょいとコードを書くくらいならば昨今は GitHub Codespaces なんていう便利な代物があるわけで、だったら OS は Windows でも Mac でも Chromebook でもなんでもいいってことになりそう。
Chromebook でいいやって思ったが英語キーボードな製品がない
だったら安い Chromebook がいいだろうってことで調べてみたんだが、どういうわけか英語キーボードな製品がほぼ存在しないということが分かってきた (2024年3月時点)。輸入すればある。けど、サポートとか返品とか修理とかのことを考えると、やっぱり輸入ではなく普通に購入したい気持ちがある。
Windows でもいいやって思ったけど鬼高い
英語キーボードじゃなきゃヤダ!ってことで試しに Microsoft の Surface シリーズなんかもちょっと確認してみたんだけど、英語キーボードが選べる機種を選んで実際に英語キーボードを選択してみたら30万円くらいのお見積りになってしまってだな。30万って。ちょいとコードを書くために30万はちょっと。
Sony Vaio Pro 13 に ChromeOS Flex を入れてみたけど割と戦えそう
ところで Chromebook は、昨今のデバイスでもメモリ 4GB がメインストリームっぽい。8GB っていうとちょっといいヤツっていう雰囲気。そういえば 10 年前に買った Sony Vaio Pro 13 (英語キーボードにカスタマイズしている) がメモリ 8GB だったことを思い出し、こいつに ChromeOS Flex を入れたら案外快適にイケるんじゃない?なんてことを思いついたのだった。
たしかこれ。メモリは 8GB、SSD は 512GB にカスタマイズしてある。ChromeOS Flex はスクショも撮れる…!
インストールはすんなり済んだ。フル充電して電源をつけてみると「残り4時間」という表示。10年選手だしバッテリーがへたっているのは当然であろうが、とはいえまあまあか?YouTube で 1080p の動画を 20 分くらい流してみたところ、残り時間は 2 時間という表示になっていた。ヘビーな使い方をせず、GitHub Codespaces でちょいとコードを書くくらいなら十分に役割を果たしてくれそうな気がしてきた。
自分にとって ChromeOS Flex の便利ポイント
- 軽い仕事ならサクサク動く。ブログ記事を書くだとか GitHub Codespaces 使うだとかには不便しない。
- 起動も早くて、電源ボタンを押してからおよそ 7〜8 秒くらいでログイン画面にキー入力できるようになる。
- ツイッターもサクサク動く。
自分にとって ChromeOS Flex の不便ポイント
- Android アプリは入らない。
- 本物の ChromeOS を使っているならば Android アプリが入るらしい。ChromeOS Flex はパチモンなので (?) Android アプリが入らないようだ。
- Kindle アプリが入れられないので、Kindle したかったら必然的に Cloud Reader を使うことになる。が、Cloud Reader はパーソナルドキュメント (オライリーや翔泳社で買った PDF を Send to kindle したもの等) が読めなくて自分にとってはだいぶ微妙である。
- Firefox やら Vivaldi やらのお好みのブラウザも入れられないこともない。Linux 版があればインストールできるようだ。が、ちょっと挙動が怪しくて文字やカーソルがぼやけていたりする。まあ Chrome 使えってことなのかもしれない。
Sony Vaio Pro 13 (10年前の PC) の不便ポイント
(個人の感想です。公私に渡って数年使い込んでいる PC です。)
- 画面が汚い。画面を閉じるとキーボードと画面がこすれるタイプのデバイスなんだよこいつは。
- 電池がヘタっている。
- キーボードが汚い。使い込みすぎていて手垢がきつい。
- USB は Type-C などというものはない。USB の穴がでかい。
- 充電は専用のケーブルとアダプターが必要。USB Type-C で充電することはできない。
- 画面がしばしば瞬間的に暗転する。チカチカすると表現するのがいいだろうか。もう限界なのかもしれない。自分がまばたきするくらいの頻度でこいつもまばたきする。
ということでしばらく使ってみよう
ユースケースさえ合えば ChromeOS Flex を化石みたいな PC に突っ込んで遊ぶのは有力な選択肢になりそうだよ、という話でした。あとはなんだ、Geforce NOW も ChromeOS Flex 動くらしい。2024年4月4日に NVIDIA 版の Geforce NOW がサービス開始するような気配があるので、時がきたらちょっと試してみようかと思う。キーマウがまともじゃないこともあり (特にマウス部分はタッチパッドである)、まったりゆっくりしたゲームならなんとか遊べるのかもしれないね?