2026-02-09 16:10:41

Claude Code Opus 4.6 の fast モードは速いんだけど$50を15分で消し飛ばす

Claude Code の Opus 4.6 というのが最近使えるようになった。2026-02-05 のことだったようだ。
https://www.anthropic.com/news/claude-opus-4-6

ほどなくして、それの「fast モード」というのが使えるようになったらしい。
https://code.claude.com/docs/en/fast-mode

速いけど高いモードらしい

自分はちょっと勘違いしていた。fast っていうから「短慮になる代わりに回答が速いよ」みたいなやつかと思ったらそうじゃない。「2.5倍速いですが、そのかわり6倍くらいお値段高いです」っていうモードのようだ。専属の寿司職人が6人くらいべったり張り付いてサービスしてくれるみたいなノリだろうか。そう考えたら高いし速いしっていうのも頷ける気がする。

この fast モードは Claude Code の Subscription (Pro とか Max とか) では試すことができなくて、従量課金オプションを有効にした状態でないと使えない。自分はずっと Subscription の Max (100 のほう) で Claude Code を使っていたので、このままでは fast は味わえないかと思っていた。

じゃあ fast 使えないか、いったん諦めるかーと思っていた矢先、Anthropic さんは俺達に $50 をプレゼントしてくれた。たぶん 「この $50 で fast 試してごらんよ。飛ぶぞ」 っていうことなんだと思う。まあそういうことであればね、こちらも抜かねば無作法というもの。ちょっと試してみようという気になりました。

fast を試してみよう

最近は agent teams なんて機能も入っていて、トークンをモリモリ消費するだけなら実に簡単になっている (実際に期待するアウトプットをもらうためにはそれなりに工夫が必要かもしれないが) 。今回もせっかくなので agent teams をみだりに持ち出してみようと思う。何か素振りをしてみたいではないか。何かお題はないか。

ところで自分はエルデンリングというゲームが好きだ。なので (?) 、とりあえず 「エルデンリングみたいなゲームを作って。3Dは大変だと思うから、2Dで良いよ」 というお題で Claude Code にゲームを作らせてみる。ちなみにこれは今回に限らず、モデルがちょいと変わったときや新しいツールなんかが出てきたときには同じプロンプトで何が出てくるかを試している。いわゆるベンチマーク的なやつのつもりである。

fast を試すためには、以下が必要。

  • claude.ai から設定を変更し、従量課金を有効にしておく
  • Claude Code を起動し、/fast を実行し、fast モードを有効にする
  • モデルは Opus 4.6 を選んでおく。
  • (agent teams を使う場合、CLAUDE_CODE_EXPERIMENTAL_AGENT_TEAMS=1 という環境変数を設定した状態で Claude Code を起動する)

たぶんこれだけでいい。その上で、以下のプロンプトを打ち込んで Claude Code に作業をさせてみた。

エルデンリングの2D版っぽいゲームを作って。まずはよくプランを練って、作業工程をできるだけ細かく分解してね。
agent teams 機能を使って作業を進めて。

確かに速いし、そして確かに高い

このプロンプトを放つと、Claude Code は作業を開始した。あきらかにいつもよりもログが流れるスピードが速い。これは速い……!これが fast……!具体的にどれだけ速いかっていうのを示すのは難しいが、しかし確実に速い。2.5x 速いというのは伊達じゃないことが分かる。スピードは正義だ。エルデンリングできちゃうかもしれない。

1分が経過したあたりで claude.ai のダッシュボードを確認してみたところ、なんとすでに$3が消費されていた。「$3/分」なんですかあなた?あまりにも高くない?Anthropic さんがくれた$50なんて、このままではものの10分そこそこで使い切ってしまう。仮に一時間稼働させたら…… 概ね$180くらいになるってこと?時給30,000円か?それはもうもはやちょっといいとこの正社員の給与水準な気がするな?

もうしばらく流れていくログを見守った。いつものように「完璧です!」とか言いながら Claude Code は作業を進めていく。15分経った。予想通りくらいのタイミングで$50が枯渇した。Claude Code からは非情にも「もうお金がないよ! /fast 終わりにするね!」という報告がなされた。ああ知ってる。もうお金はない。知ってる。

エルデンリングはできてない

さて、この15分で何ができあがったかと言うと、見下ろし型のアクションゲーム風の何かが出来つつあった。

Image

画面には自キャラがいるし、骸骨らしき敵がいるのも分かる。なんと祝福で休めるらしい。操作方法が分からなかったので Claude Code さんに聞いてみたところ、攻撃はスペースボタンらしかった。

色々動かしてみたところ、

  • WASD で自キャラを動かせる
  • 敵はこっちに向かってくる (攻撃はしてこないようだ)
  • 攻撃はできない (スペースを押しても何も起きない)
  • Rで祝福に触れる?と画面には出ているが、Rを押しても別に何も起きない
  • 茶色いフィールドは茶色いだけで、普通に通過できるし何も起こらない (将来的に毒沼にするのか?)

まあだいたい想像通りくらいのクオリティであった。ちょっとゲームとは呼べない感じである。まあせっかくここまで生成してもらったし、もう少し、ギリギリ遊べるくらいまでは作り込んであげようかな。

感想:速いけど高い (すごく)

ゲームのデキはさておき。感想としては「とても速い Opus だが、しかしやたら高い」である。速いのはたいへん嬉しいが、このお値段を承知の上で使うべきタイミングがあるのか?と問われるとちょっと微妙である。普段使いって感じじゃないな。じゃあ何かこう、とっておきのタイミングで使うのかい?って言われると、それはいったいどういうときなのか。「サービスに障害が起きているから、いますぐ速攻で Claude Code くんに原因を調べてもらわなきゃ!」みたいなときには便利なのかもしれない。

そもそも Claude Code はすでに十分に速い。人間が間に挟まる場合、fast じゃないやつでもすでに人間がボトルネックになる現状があるだろう。なので fast にするときには人間を間に挟むんじゃなくて、ある程度 Claude Code に投げっぱなしでそれなりにデッカイ仕事を延々とやらせる、みたいな作業方式のほうが合うんだろうなーという気がする。大富豪なら普段使いしてもいい。

Image

従量課金オプションはオフにしておいた。$50もらったときに、従量課金オプションが有効になっちゃってるらしい。意図せずお支払いが発生しないようにしような。

Share