前回に引き続き、ZenPad 7.0 (Z370C) のレビューを記事にする。
今回は、1ヶ月程度使って感じた ZenPad 7.0 に対するフラストレーションについて。
つまりイマイチな点に触れていく。
感触良い点については前回の記事で触れているので、ぜひそちらも見てね。
これはもしかしたら初期不良の類かもしれないが、とにかくタッチが微妙である。
「一度タップしたのに効かなかったのでもう一度タップしてみる」、みたいなことがしょっちゅうである。
あとはロングタップ、いわゆる長押しであるが、これがとても不安定である。
一点をタップし続けているにも関わらず、タップ位置がぐらぐらずれてしまったり。
長押しに関しては、何度かトライしているとそのうち成功したりするが、かなり気を使わなければならないのが残念なところである。
※ ネット上のレビュー記事を見ていると同様の報告は見当たらなかったので、、、私が持っている端末限定の現象の可能性もある。
性能の問題であろうが、比較的高ビットレートな動画の再生には耐えられなかった。
カクカクになったり、音だけ進んで絵がついてこない、等の現象が起きるケースがあった。
16:9 の画面は動画再生には良いので、この点は仕方ないと思いつつ、若干の残念感はある。
ちなみに、ニコニコ動画のエコノミーならいけます。
こちらもお察しいただけるかと思うが、昨今のぐりぐり 3D が動くようなゲームはほぼ動かないと言っていい。
タブレット界隈のベンチマーク的な存在である○ ○マスターとかも一応試してみたが、、厳しかった。
そういうのをプレイしたいひとには本当にオススメ端末なので、注意されたしである。
極軽い処理で済むゲーム、将棋とかそこらへんだろうか、であれば動作すると思われる。
これは不満点とはちょっと違うが、惜しいと思う点。
SIM が挿さらないので、ネットワークに関しては WiFi での運用となる。
移動中のネットワークに関しては、スマホのテザリングか何かで解決してあげる必要がある。
とはいえ、SIM を使いたかったら、SIM が挿せる ZenPad 7.0 (Z370KL) があるので、
そちらを求めるのが正しい。ちなみに性能も Z370KL のほうが若干良い模様である。
3つの記事にわたって、ZenPad 7.0 (Z370C) の見た目、良いところ、いまいちなところについて記事にした。
性能がいまいちだったり SIM が挿せなかったりという不満点はあるものの、
値段が安いため、用途がバッチリ合えば非常にコストパフォーマンスの高い良機種であると思う。
個人的には、引き続き使い倒してやろうと思っているので、また何か気づいたことがあれば記事にしようかな、と。
前回までの記事で紹介できなかった画像をそえつつ、今回はこのへんで。
ZenPad 7.0 with ZenClutch 開いてみたところ。片手で持つのに手頃な大きさのタブレット。
ZenClutch は渋め。「ASUS COLLECTION」と印字されている。渋め。
側面。電源ボタンとボリュームボタンが配置されている。カバーつけてしまうとちょっと押しにくい。
ただ、カバーあければ自動でスリープ解除になるので、あまり押す機会はないかも。
前回に引き続き、ZenPad 7.0 (Z370C) のレビューを書いていく。
今回は、1ヶ月程度使って分かってきた ZenPad 7.0 の使用感について。
1ヶ月使って、使わなくても分かることかもしれないが、性能は正直物足りないと感じる。
何かにつけて動作がモタモタするというか。Chrome 起動に0.5秒くらい掛かるとかそういうの。
ZenPad 7.0 のスペックそのものは公式ページを参照されたし。
みんな大好き Antutu ベンチマーク的には、20000点弱くらい。これは Nexus 7 (2012) とドッコイな感じ。
そりゃーいまどきの OS 乗っけていまどきのアプリを動かせば、重たく感じるのも無理はないかな、と。
とはいえ、1万円台で購入できるタブレットであることを考えると妥当とも思える。
逆に言えば、性能をそれほど必要としない使い方をする分には問題にならない。
なので、 「この使い方をすれば快適」 というのを今回は紹介していく。
いわゆるネットサーフィンをする分には、それほどストレスを感じることはなかった。
※ ページが重かったらキツイ。
普段は 5 インチのスマートフォンを使っている私であるが、
やはり画面が大きいほうが文字も見やすいし、目にも優しい。
スマートデバイスの主な用途がネットサーフィンの方はかなりいると思うが、
そういう用途では使用に耐えうる、むしろ快適、となるんじゃないかと。
Yahoo を表示してみた様子。画面が広いため表示できる情報量は多い。
16:9 の画面なので電子書籍には若干不向きかもしれない(画面上下に黒帯が出てしまう)が、
これもやはりスマートフォンの 5 インチ前後の画面で見るのに比べれば、見やすさが雲泥の差である。
漫画も読みやすい。スマートフォンだと読む気が起こらなかったが、これならイケる気がする。
写真をタブレットで見るのは定番かもしれないが、やはり大きめの画面で見るのは良い。
昨今のスマートフォンは高解像度な写真も取れるし、Google フォトの同期を活かして、
撮るのはスマホ、見るのはタブレット、みたいにしていくスタイルもオススメ。快適です。
写真を表示してみた様子。とても見やすい。かわいい。
上記の用途は、私の場合は主に移動中に行うことになるのだが、
前回の記事で触れたように、7 インチという大きさが手頃で持ちやすく、電車のお供してとても優秀。
ついでに ZenClutch で滑りにくいこともあり、片手運用も可能。片手つり革でも大丈夫。
実は ATOK がプリインである。常日頃から ATOK ユーザである私にとってこれは朗報。
というか ATOK 買っているのでプリインじゃなくても良かったんだけど。ATOK オススメ。
これは ZenPad のレビューではない気もするが、ATOK プリインの ZenPad オススメ、ということで。
そこかしこの記事で Z370C はバッテリーのもちが悪い、と言われているような気がするが、
やたら電池を食うような使い方をしない限り、充電しないで丸一日はもつ程度には動いてくれる。
私にとってこれは十分なので、バッテリー面で特に不満を感じることはなかった。
使い方が間違っていなければ(変な期待を持たなければ)、性能がいまいちとはいえ、
十分快適に使っていけるポテンシャルを持っているという印象でした。
今回はこのへんで。… 次回はだめな使い方を紹介していく。
ZenTour2016 にて ZenPad 7.0 (Z370C) を入手するに至った。
ASUS様より無料でいただいた形であるが、レビュー記事をしたためることが条件である。
ので、ここから3つ、ZenPad 7.0 (Z370C) のレビューをしていく。
まず見た目、次に使ってみて良いところ、最後に使ってみて悪いところ、について
書いていこうと思う。
というわけで、見た目編、行きます。
こちらが Z370C with ZenClutch である。
以下はオモテ面。なお、大きさのイメージが伝わりやすいように近くにポンジュースを配置している。
今回は本体だけでなく、周辺アクセサリであるカバーもいただいている。
ZenClutch。結構高いんだよこれ。いやほんとに。値段の甲斐あってか(?)、さながら高級財布のような佇まいである。
以下はウラ面。
この ZenClutch であるが、本革のような雰囲気があり、なんというか、手触りが良い。
ただ、タブレット本体を使う際にはカバーを開いて本体の背面側に折り返す関係上、
タブレット使用中はおそらくその手触りの良い部分に触れることがない。滑り止めにもなりそうなのだが。
少し残念であるが、とはいえ小脇に抱えて持ち歩くにはとても良いことには変わりない。
ZenPad 7.0 (Z370C) は名の通り 7 インチのタブレット。大きさ的には Nexus 7 シリーズとほぼ同等。
Nexus 7 よりも若干薄いかな、と。
そして軽い。公称値は 272 グラム。ZenClutch を着せているので若干重たくなるとはいえ、やはり軽い。
このくらいの軽さであれば、かばんに入れておいても全く気にならないレベルであると感じる。
電源ボタンを押さずともスリープから復帰するのはなかなか快適。
電源ボタンがへたって故障する心配もない点も大きいと思う。
ちなみに当然、カバーをしめたら自動でスリープします。これも快適。
ベゼル、特に左右の枠は狭めであると感じた(他のタブレットと比較したわけではないが)。
以下の画像で伝わるだろうか。
この点も見た目のスタイリッシュさに寄与している点ではないだろうか。
見た目に関しては、高級感があり、大きすぎず、軽く、画面もまあまあ大きく使えていて、良いとこばかりと言っていい。
値段が1万円台であることを考えると、こと見た目に関してはお値段以上であると思われる。見た目オススメ。
ただ、性能に関してはちょっと色々あるので次回の記事で書こうと思うが、、、
性能さえもう少しイケていれば、間違いなく誰にでもオススメできる機種だったと思う。惜しい。
今回はこのへんで。次回は性能について。